| 要旨 | 第3-5页 |
| 摘要 | 第5页 |
| はじめに | 第8-12页 |
| 1. 問題提起と本研究の位置づけについて | 第8-9页 |
| 2. 『今昔』研究史の整理と本稿の展開について | 第9-12页 |
| 第一章 巻二十五における内容改変と巻の構成主題との不整合——公中心主義からの逸脱—— | 第12-30页 |
| 1. 巻二十五の説話内容と先行研究 | 第12-14页 |
| 2. 公中心主義をアピールする巻の構成主題の確認 | 第14-23页 |
| 2.1 話末評語を中心に見られる公中心主義 | 第14-21页 |
| 2.2 公の権威を守ろうとする意識 | 第21-23页 |
| 3. 公中心主義からの逸脱——第1話と第9話を中心に | 第23-29页 |
| 3.1 第1話における公の権威をアピールする表現の省略 | 第24-25页 |
| 3.2 第9話における公の存在が無視されること | 第25-29页 |
| まとめ | 第29-30页 |
| 第二章 巻三十における内容改変と巻の構成主題との不整合——男女愛の疎外化—— | 第30-47页 |
| 1. 卷三十の内容概要と巻の構成主題の確認 | 第30-33页 |
| 2. <宿世観>の添加で奇異化された男女愛 | 第33-39页 |
| 2.1 卷三十における仏教思想の存在について | 第33-34页 |
| 2.2 第2話、4話、5話における<宿世観>の添加 | 第34-38页 |
| 2.3 <宿世観>の添加による男女愛の奇異化 | 第38-39页 |
| 3. 物語の展開における男女愛の希薄化 | 第39-46页 |
| 3.1 第5話における男女愛の希薄化 | 第39-42页 |
| 3.2 第2話における男女愛の希薄化 | 第42-44页 |
| 3.3 第3話と第8話における男女愛の希薄化 | 第44-46页 |
| まとめ | 第46-47页 |
| 第三章 卷ニ十五と巻三十に現れた不整合の理由について ——本朝世俗部の全体的な内容に基づいた分析—— | 第47-58页 |
| 1. 巻二十五における不整合問題の理由分析 ——兵の抬頭—— | 第47-52页 |
| 1.1 兵説話を集めた巻二十五の特殊性 | 第47-50页 |
| 1.2 『今昔』における兵の力、また時代背景としての兵の地位の上昇 | 第50-52页 |
| 2. 卷三十における不整合問題の理由について ——本朝世俗部における夫婦観と女性観との関わり—— | 第52-58页 |
| 2.1 <宿世観>の添加によって不思議さを求める | 第53-54页 |
| 2.2 差別的な女性観による男女愛の希薄化 | 第54-58页 |
| おわりに | 第58-59页 |
| 参考文献 | 第59-62页 |
| 謝辞 | 第62页 |
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